<Day86-2>ついにスタート、3泊4日パイネWコーストレッキング1日目。~キャンプ場出発から~【パタゴニア_2日目 チリ/プエルトナタレス(トーレス・デル・パイネ国立公園_Day1)】

~あらすじ~

今日はWサーキットの1日目。日帰りトレッキングでも有名な、パイネ国立公園一番の見どころ「トーレス・デル・パイネ」、通称タワーを見に行くルートへ。

この日は6時に起きて朝食を食べて。プエルトナタレス7時発のバスに乗り、9時頃国立公園の入口に到着。入場料を払って、さらにバスを乗り換え。パイネの麓へ。そして今日泊まるキャンプサイトにチェックインして、テントを聞いて、荷物を降ろして。いざトレッキングスタート。この時点で11時前。さてこの先どうなるのだろうか。

 

 

■3泊4日のざっくりコース概要

パイネ国立公園のトレッキングコースは何種類かありますが、僕たちはWコースの中でも「W Express」というコースを歩きました。ちなみにトレッキングのルートがWを描くのでWコースと呼ばれています。

 

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Day 1: プエルト・ナタレス ⇒ セントラルキャンプ場 ⇔ トーレス・デル・パイネ

国立公園の名前の通り象徴的なランドマークとなっているトーレス・デル・パイネを見に行く。基本的にここに来る人はこれが目的できている。4日間の中で1番コース的には長く辛い。ただこの日の疲れを次の日から引き継いでいくので、感覚的に辛いのは翌日以降。

 

Day 2:セントラルキャンプ場 ⇒ フランセスキャンプ場

ただただ次の拠点となるキャンプ場を目指して歩く。ただそこに行くまでの序盤の景色はそれなりに良い。

 

Day 3:フランセスキャンプ場 ⇔ フランセスバレー ⇔ ブリタニコ展望台

氷河、展望台と2つの見どころへ行く。荷物をキャンプ場に置いて行ける点は楽だけど、最初のポイントまでが岩場で結構な坂道。壊れた膝を抱えて往復するにはなかなかなコース。

 

Day 4:フランセスキャンプ場 ⇒ パイネグランデ(ロッジ) ⇔ グレイ氷河 ⇒プエルト・ナタレス

7.5kmのフェリー乗り場近くのロッジまでの移動と、ロッジへ荷物を預けてグレイ氷河へ向けた往復トレッキング。ロッジまでの移動は絶景が続き、歩きやすくていいコース。

 

 

■今日のコース概要

キャンプ場からトレスパイネまでは片道約10km、往復20km。約8~10時間のロングトレイル。ちなみに「maps.me」は距離と高低差は参考になるけど、時間はまったく参考になりません。片道3時間16分を目指したら膝ぶっこわれます。

 

 

10:45 キャンプ場出発

ということでついにトレッキングスタート。この時はただただ4日間で100キロ近い長い距離を初めて歩くことにワクワクしてたし、なんかついに中級トレッカーっぽい感じになってきたなーって悦に浸ってました。

 

おいおい、この写真何かに使われてるんじゃないか?なんて思わせるいい感じな構図の1枚と自画自賛(撮ったの奥さんだけど)。パイネを知らなかったら遊牧民族の何かしらをとらえた1枚っぽい。それにしてもスタートから綺麗にちょこっと見えてるパイネにテンション上がる。

 

ピークシーズンのトレス・デル・パイネは1日1600人くらいが登っていくみたいで、人は結構多かった。抜かしたり抜かされたりを同じ人たちと繰り返して行くので、「お、またあの人だ」って100回くらい心で呟く。

 

まだまだ序盤。周りの人の背中を見て元気をもらいながら頑張って歩くぞ。

 

からの速攻休憩。皆休んでるし、お腹減ったし、とりあえず食うし。腹が減っては戦はできぬなんて言葉もあるくらいだしね。それに初日だし、そんなに飛ばしても後々辛くなってきちゃうからね、計画的に休憩しないとね。

 

序盤の道は結構な坂が長く続くので、少し心折れそうになる。しかもこの日は中々の青天に恵まれたのでめっちゃあっつい。

 

やっと長めの坂を抜けたらめっちゃ綺麗な景色ー!の図。これでメンタル的にも体力的にも少しは回復したし、気を取り直してこっからまた頑張るぞ。

 

と思ったのも束の間、一瞬で心折られる。パイネさん道悪いわ。もう疲れたよ。舗装しよ、これだけ人来てるわけだし舗装しようよ。って思いながら顔を洗ってるところ。

 

「ひゅぅ~、ひゅぅ~、うんこぉ~、ひゅぅ~」と呟きながらそこら中にある彼らを横目にひたすら歩きます。

 

 

12:45 チレーノ(ロッジ)到着

ひゅぅ~ひゅぅ~言いながら、なんとか大体中間地点のチレーノへ到着。

 

パイネでは水は川からも取れるし、あんまり水に困ることはない。けどさ、こういうポリタンクみたいなのから取りたくなるよね。足濡れる心配もないし、苔とかのゴミも入ってないし。ほんと野性味ないよね自分。てか水うめぇ。

 

あとトイレはどこにでもあるわけじゃないから、こういう行けるときに行っておこうってことでトイレへ。扉が開いてるところがトイレ。

なんか遠目にあの辺かなーって見てたら中でお姉さん(ぶっちゃけおばさん)が中々激しく踊ってるのよね。なんかちょっと怖いなーって思ってたら目が合っちゃって、なんかお姉さん(ぶっちゃけおばさん)が恥ずかしそうに「あらやだぁ~!」みたいな素振りしてきたんだけどさ、とりあえず紳士的に女性に恥ずかしい思いをさせちゃいけないと思ってさ、ちょっと大きめの声で「ナイスダンス!」って言ってみたものの、ナイスダンスって何だよな。正解分からないわー。

ちなみにそのお姉さんはトイレ使用料を徴収する係りの人でした。500ペソ。とりあえず我慢したよ。

 

ロッジの中にあった、出身地をピンで刺してくたまに見かけるやつ。

 

日本はまだ誰もピン刺してなかった。パタゴニアは韓国の方には人気スポットらしく結構見かけるんだけど、やっぱりピンもまぁまぁ刺さってたよ。僕らも勢いあまって堂々と太平洋にグサッと刺しときました。

 

 

13:00 チレーノ出発

チレーノで少し休んで肉体的にも精神的にも少し休めたので、気を取り直して再出発。

 

途中滝があったり、景色が良かったり、歩く元気をくれる景色を見ながらひたすら歩きます。

 

みんな頑張って小川から水を取ってました。チレーノのポリタンクから水は取ってたのでここはスルー。

 

木漏れ日って良いよね。なんかジブリっぽいっていうかさ、何しても楽しかったあの頃を思い出すよね。別に小さい頃に森で遊んでたわけじゃないだけどね。

 

またまた小休止。休憩は本当に大事って自分に言い聞かせてちょくちょく休憩。

 

終盤はパタゴニアトレッキングあるある(多分)で急に登りがキツくなってきます。体力ゲージも削られてる中での登り坂は本当にしんどい。

 

でもね、パイネが見えるのよ。ほんとこの日は天気がめちゃくちゃ良かったからなおさら頑張らないとって気持ちにさせられる。

 

終盤も終盤。さっきまでの登り坂なんて練習でこれからが本番やでって感じの登り坂に。めちゃくちゃ急すぎて、もはや上るってより登るって感じ。めちゃくちゃ辛くて心が折れそうになりながら頑張って登るとそこには、、

 

 

15:00 パイネ到着

めちゃくちゃ綺麗なパイネが!!これは本当に感動した。天気もめちゃくちゃ良くて本当に最高のコンディションのパイネは、何か凄く心に刺さるものがありました。

 

 

15:45 折り返し

そういえば晩御飯って19時~20時だったことをふと思い出す。

えーと、行きは何時間かかったかというと4時間15分ね。なるほど、今は15:45だけど、同じ時間で帰ると20時か、間に合わないじゃんね。。

行きをかなりゆっくりと来てしまったので、帰りはペース上げて帰ろうってことになりました。この判断が後の3日間を大いに苦しめることになる。

もうほんと写真すら全然残ってないくらいにペースを上げてグイグイ下っていきました。

 

 

18:45 キャンプ場到着

帰りを勢いよく飛ばした影響で膝がぶっ壊れ、一歩一歩に痛みが伴うようになりました。行きは4時間15分のところ帰りは3時間というハイペース。下りを舐めちゃいけないよってあんなに言い聞かせてきたのにやってしまいました。それでもやっぱり晩御飯食べたいじゃんね。

 

 

19:30 晩御飯

ウェルカムドリンクにワイン。さらに無料でビールもくれるという好待遇。さらにサーモンの量がめちゃくちゃ多くて大満足の晩御飯でした。帰り頑張ったかいがあった。疲れすぎたのかこの時飲んだビールは人生でもかなり上位にうまいって思いました。

 

晩御飯は結構隣との距離も近い感じの10人掛けのテーブルだったんだけど、サンティアゴ出身でパイネでガイドをしているホセが隣の席になり、偶然コースが3日目まで同じってこともあって色々とパイネの見どころを聞かせてくれたりしました。ホセとはこの後も色々と繋がっていけて本当に良い出会いができたので、なおさら頑張って帰ってきてよかったなーって感じました。

 

ご飯を食べたらテントに戻ってゆっくり寝ました。

 

 

~完~

 

【本日の支出(1$(CLP)=0.167円(1月末))】

観光費:222,882$=37,221円(ツアー参加費、トレッキングポールレンタル)

合 計:222,882$=37,221円(1人当たり18,611円)

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